【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】外国為替市場でトルコの通貨リラに対する需要が途切れない。日本政府・日銀が円買いの為替介入に踏み切ったとの観測からリラは対円でも下落し、対ドルではトランプ前米大統領が11月の米大統領選で勝つのを織り込む「トランプ・トレード」のあおりで過去最安値を更新した。だが、リラの下落率が数%程度にとどまると市場参加者はトルコの金利水準がいかに高いかを改めて認識したようだ。
7月第2週はリラの対円相場が1リラ=4円90銭台から4円70銭台まで下げた。12日には日銀が具体的な取引レートを照会する「レートチェック」を対ユーロでも数百億円規模で実施したとわか...
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