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久光製薬(4530) 1Qは概ね想定通り、予想据え置く

QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2024/07/22)

・サマリー
 企業価値研究所予想の連結業績は業績表の通り。1Qの業績は概ね想定通り推移、前回予想を据え置く。国内薬価改定や24年10月の長期収載品の選定療養化等のマイナス影響は懸念されるが、消炎鎮痛貼付剤「サロンパス」や経皮吸収型持続性がん疼痛治療剤「ジクトルテープ」など主力製品の成長、米国の注意欠如・多動性障害(ADHD)治療薬「XELSTRYM」など新製品の貢献を見込み営業増益基調が続くと予想する。

・アナリストの投資判断 ~次の成長を担う製品に課題
 株価は足元4000円前後。株式相場全般が史上最高値圏で推移する中、同社の戻りは鈍い(18年6月につけた上場来高値9950円の4割程度の水準)。主力製品の成長や新製品の貢献等から営業増益基調が続くと予想するが、次の成長を担う製品に課題を残す。持続的な株価の上昇には新製品の市場浸透や研究開発パイプラインの充実等が必要と考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

真下 弘司

シニアアナリスト

医薬品セクター担当


【プロフィール】
00年から現職。医薬品・医薬品卸等を担当。レポート作成に際しては、会社側開示情報に基づく数値分析に、個別取材等の足で稼いだ情報を加えて、平易な文章で誰が読んでもわかるようにと心がけている。また業績のほか、ESG(環境・社会・企業統治)などの観点から企業を評価できないか模索中。


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