【QUICK Market Eyes 本吉 亮 】映像機器メーカのJVCケンウッド(6632)が急反発。6月21日に付けた年初来高値975円を更新した。1Q決算が大幅増益となったことを好感した買いが入ったようだ。
JVCKWが1日発表した2024年4~6月期(1Q)の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比58%増の55億円だった。売上高に相当する売上収益は3%増の877億円、営業利益は20%増の60億円だった。セーフティ&セキュリティ分野で、北米の公共安全市場における業務用無線機の販売が好調に推移したことが寄与した。
25年3月期予想は期初計画(売上収益は前期比1%増の3620億円、営業利益は微減の182億円、純利益は4%減の125億円)を据え置いたが、1Q営業利益の進捗率は33%で前年同期(28%)を上回った。