【QUICK Market Eyes 平井啓一朗】8月2日の東京株式市場で、日本ハム(2282)が大幅に反発している。前場に一時、前日比11.79%高の5280円まで上昇した。後場も高い。同社が1日発表した2024年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比11%増の130億円だった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(94億円、3社ベース、7月18日時点)を上回り、好感した買いが優勢となっているようだ。
売上高は5%増の3380億円、事業利益は20%増の145億円だった。食肉事業の販売数量の拡大や値上げが寄与した。
25年3月期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比3%増の1兆3400億円、純利益は4%減の270億円を見込む。