【NQN香港=盧翠瑜】台湾を拠点に通信機器の受託製造を手がける華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)が前週、台湾証券取引所で上場廃止となった。「ガラケー」などボタン式携帯電話が主流だった時代に隆盛を誇った企業だが、スマートフォンの普及に伴って業績は急速に悪化。事業の多角化などの挽回策も実を結ばなかった。
■上場基準満たせず、最終日はストップ安
華冠の2024年4~6月期決算は売上高が前年同期比63%減の1483万台湾ドル、最終損益は3454万台湾ドルの赤字だった。最終赤字は前年同期(5358万台湾ドル)からは縮小したが、本格回復とはいかなかった。
華冠は21年4~6月期の監査報告書...
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