9月4日の東京株式市場で日経平均株価が大幅に下落した。3日の米株式市場で主要株価指数が大幅安となった流れが波及し、半導体関連銘柄を中心に全面安となった。この記事では、株安の原因などについてQUICK Money Worldの記事を中心に関連情報をまとめた。
日経平均株価はどれくらい下がった?
前日比1638円70銭安の3万7047円61銭で取引を終えた。前日比率では4.24%のマイナスとなった。
株安の原因は?
3日の米株式相場の下落が直接の原因だ。特にエヌビディアをはじめとする主要ハイテク株の大幅安が響き、国内株式市場でもアドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体関連株が大幅に下落した。
米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の製造業景況感指数が市場予想に届かず、米景気懸念が意識されたことが米株安のきっかけとなった。「最高値圏にあった米国株は利益確定売りが出やすかった面もある」との声もある。
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エヌビディアは大幅に下落
3日の米株式市場でエヌビディア株は108.00ドルと前週末に比べ9.52%下落し、時価総額が2789億ドル(約40兆5000億円)減った。ダウ・ジョーンズ通信など米メディアによると、米企業の1日あたりの時価総額の減少額としては過去最大になる。
米司法省がエヌビディアに対し、人工知能(AI)半導体の販売を巡って反トラスト法(独占禁止法)に違反した証拠を求めるために文書提出命令状を送ったとの情報も。
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