【QUICK Market Eyes 川口究】9月6日発表の8月の米雇用統計は労働市場の急激な悪化を示す内容ではなかったものの、減速感から米景気の先行き不透明感を高めるものだった。景気後退の予兆とされる逆イールドに関しては、今月に入り米10年国債利回りと2年国債の利回り差の逆転が解消したが、株式相場では特に歓迎する雰囲気も感じられない。市場参加者の間では米経済のソフトランディング(軟着陸)するとの見方が大勢と思われる一方、一部の金融機関では先行きへの警戒感を緩めていない。
北米投資銀行は5日付リポートで米10年債と2年債の逆イールド解消を踏まえ、「投資家は『米連邦準備理事会(FRB)が我...

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