【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】過去の米連邦準備理事会(FRB)の初回利下げ(利下げ転換)後を振り返ると、今回の0.5%の利下げで米経済はソフトランディング(軟着陸)の可能性が高まったように考えられる。ただし、別の火種も膨らむ。
1994年以降の初回利下げから得られる示唆は主に2つのパターンにまとめられる。
まず、政策金利から消費者物価指数(CPI)上昇率(前年比)を差し引いた実質政策金利が利下げ後も実質国内総生産(GDP)成長率を上回っていると、利下げは手遅れ(ビハインド・ザ・カーブ)。逆に下回れば、米経済はソフトランディングに道が開かれるというものだ。
手遅れだ...

有料会員限定記事
-
POINT 01全記事(15,000本)が
読み放題 -
POINT 02金融市場関係者の
注目ニュース
ランキングが見られる -
POINT 03過去20期分の
業績データを
ダウンロードできる -
POINT 04企業の公開情報を
メール通知 -
POINT 05アナリストの予想や
指標を使った
銘柄発掘ツールが使える -
POINT 06セミナー動画が
見放題