【NQN香港=須永太一朗】中国当局が今週に入って景気対策を連発している。24日の追加の金融緩和や株式・不動産市場の支援策に続き、26日開催の中国共産党の中央政治局会議では財政政策や不動産支援の方針も打ち出した。今週の中国本土や香港株式市場では好感した買いが連日、活発だが、政策の実施時期など不透明な点も多い。中国の習近平(シー・ジンピン)政権が掲げる、皆が共に豊かになる社会をめざす「共同富裕」との政策面での矛盾も消えていない。
■経済方針、9月会議で異例の公表
26日の香港株式市場で主要指数のハンセン指数が約1年2カ月ぶりの高値を付けた。前日比の上昇率は4%を超えた。中国本土市場でも上海総合...
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