【NQNニューヨーク=戸部実華】米労働市場は想定以上に底堅さを維持している。10月4日発表の9月の米雇用統計で雇用者数の増加幅は市場予想を10万人あまり上回り、失業率は改善した。急速な雇用の悪化を警戒していた投資家は安堵し、大幅利下げの必要性は低下したと受け止めた。市場はひとまず0.5%の利下げ観測を封じ、米金利の上昇や円安・ドル高が勢いづいた。
「どの面を切り取っても想定より強い雇用統計だ」(BMOキャピタル・マーケッツのベイル・ハートマン氏)。非農業部門の雇用者数は前月比25万4000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(15万人増)を大きく上回った。7~8月分はともに上方修正...

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