石破ショックは一過性では 株高の決め手は長期政権（マーケットエッセンシャル 前田昌孝）
（この記事は今週のマーケットエッセンシャルの要約です）
９月３０日の日経平均株価が２０００円近く急落し、「石破ショック」とも呼ばれた。しかし、自民党政権下の戦後２６人の首相のうち、最初の悪い予感が当たって在任期間中の株価も下がったのは３人にすぎない。歴代の首相と株価との関係を分析すると、長期政権が株高につながりやすい。
石破茂氏が自民党総裁に選出された翌営業日の９月３０日には、日経平均が４・８０％下落した。ただ、総裁選当日の２７日に、高市早苗氏が選出されるとの期待から２・３２％高になった反動安の面もある。石破氏に対する株式市場の最初の反応としては前日の２６日終値から３０日終値までの騰落率の...
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