【NQNニューヨーク=戸部実華】米国のインフレ圧力は根強い。10月10日発表の9月の消費者物価指数(CPI)は市場予想から上振れした。一方、同時に公開された雇用指標は低調だったため、米連邦準備理事会(FRB)による年内利下げの基本シナリオに大きな変化はみられなかった。「物価の安定」と「雇用の最大化」の双方の使命を掲げるFRBにとって、両にらみの政策運営が続きそうだ。
9月のCPIは前年同月比の上昇率が2.4%とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(2.3%)を上回った。エネルギー価格が低下したにもかかわらず、エネルギーと食品を除くコア指数も3.3%上昇と、市場予想(3.2%上昇)以上だった...

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