【QUICK Market Eyes 弓ちあき】10月15日の東京株式市場で、家電量販店のビックカメラ(3048)が急伸。一時上昇率は前週末比14%を超え、東証プライム市場の値上がり率ランキングで上位に入っている。11日発表した2025年8月期の連結業績予想は、純利益が前期比9%増の152億円となる見通し。引き続きインバウンド(訪日外国人)を中心に売り上げの拡大を見込んでおり、業績拡大を評価した買いが集まっている。
アナリスト予想の平均値であるQUICKコンセンサス(9月6日時点、2社ベース)の138億円を上回る。大阪・心斎橋に訪日客に特化した店舗を出店するなど、集客力を強化する。免税売上高は15%増の768億円と、過去最高を目指す。年間配当は36円と、前期から3円の増配を計画する。