QUICK企業価値研究所アナリスト 柊宏二(2024/11/01)
・サマリー
企業価値研究所は同社の25/2期連結営業利益予想を400億円→455億円に増額。4期連続の最高益更新を見込む。上期は販売が北米等で減速気味となったが、営業利益は最高益を更新。円安や値上げの効果なども背景に下期も利益は総じて堅調とみる。当研究所の26/2期業績予想は減額。販売や受注の弱さ等を考慮し、業績は一旦屈む形を想定した。ただ、中長期で業績に成長余地があるとの見方は維持。北米の金利低下に伴う住宅関連需要の回復、日米新工場の増産効果等から27/2期業績は回復を予想する。連続増配を続けており、今般自己株取得実施の方針も発表。株主還元強化を評価したい。
・アナリストの投資判断 ~当面上値が重い可能性。中長期では上伸余地
株価は今年5月10日に過去最高値6700円を付けた後は軟調。当研究所の今・来期予想PERは7倍台。直近決算で販売が弱く、当面株価の上値が重い展開が続く可能性がある。ただ、業績の成長余地や株主還元の強化の余地等を踏まえると、現状の株価指標には割安感があり、中長期でみれば株価に上伸余地があるとみる。
(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等はこちらよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。