【日経QUICKニュース(NQN)】トヨタ自動車(7203)の宮崎洋一副社長は6日に開いた2024年4~9月期の決算会見で、「後半期の活動で生産を挽回していきたい」と述べた。25年3月期(今期)のトヨタ・レクサスの販売台数は1010万台とし、従来の計画(1040万台)を下回る見通しだが「足場固めとも両立しながら、生産ペースを戻していきたい」と語った。
トヨタの4~9月期の中国事業の持ち分法投資損益は377億円と前年同期比70%減少した。ただ、宮崎副社長は低迷している中国事業について「厳しい状況だが踏ん張っているとみている。中国の人たちのための車を2~3年後をめどに見てもらいたい」との見方を示した。
トヨタの上田裕之渉外広報本部長は開票作業が進む米大統領選の動向について、民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領のどちらかが勝って政策に変化があっても「その国、街1番の自動車を目指す姿勢は変わらない」と語った。