【日経QUICKニュース(NQN)】14日午前の東京外国為替市場で円相場が下げ幅を広げている。10時前に1ドル=155円78銭近辺まで下落し、7月下旬以来約4カ月ぶりの安値をつけた。5日投開票の米連邦議会選で上院に続き下院でも共和党が多数を占める見通しとなった。「『トリプルレッド』を意識して日本時間14日午前の取引で米長期金利が一段と上昇し、円売り・ドル買いにつながっている」(あおぞら銀行の諸我晃チーフ・マーケット・ストラテジスト)との指摘がある。
9時半以降は10時前の中値決済に向けた国内輸入企業などの円売り・ドル買いも加わったようだ。155円60銭前後では損失覚悟の円売りがまとまった規模で出て、円を押し下げた。