【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】米国ではトランプ次期大統領の選出とともに上下両院の多数派を共和党が占める「トリプルレッド」が確実になった。覇権国家である米国は今後、孤立主義、縁故主義に向かい、世界経済に少なからず負の影響を与えるのは必至だ。景気悪化と財政負担の増加から、米国を含め世界の実質金利には上昇圧力がかかりやすくなる。
実質金利とは、名目金利からインフレ率を引いた金利で、国の本当の資金調達コストを意味する。名目金利が高くても、それ以上にインフレ率が高ければ、借入額より返済額の方が実質的に少なくなる。その差額が、いわゆる「インフレ税」だ。逆にインフレ率が高くても、財...
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