QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2024/11/15)
・サマリー
企業価値研究所は、25/3期通期の予想連結営業利益を1380億円→1740億円(前期比2.1倍)に上方修正した。主力の半導体・部品テストシステム(テスタ)において、生成AI関連の回路の複雑さが同社製品の需要に追い風となっており、1Q決算発表後に続いて引き上げた。来期以降も増額。回復が遅れているPC・スマートフォン向けなどの需要拡大も見込まれ、増収・増益傾向が続くとみている。なお25/3期上期の営業利益は949億円(前年同期比2.7倍)だった。
・アナリストの投資判断 ~しばらくは値上がり傾向が続くとみるが、調整のリスクに留意
当研究所では今後の株価について、株式相場全体の値動きをやや上回るパフォーマンスを想定している。フィラデルフィア半導体指数は今年7月にピークアウトしたが、同社の株価は25/3期1Q決算発表での会社計画上方修正で値上がりし、今回の上期決算発表でのさらなる上方修正でピッチが加速している。当面はこの上昇傾向が続くとみられる。ただ最近の上昇ペースが急なだけに調整のリスクは高まっている。今後の値動きを注視したい。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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