進む女性活躍と早婚化 「年収の壁」引き上げ控え（マーケットエッセンシャル 前田昌孝）
（この記事は今週のマーケットエッセンシャルの要約です）
「年収の壁」の引き上げ論が起きているが、２０歳代の若年層はすでに生涯の収入増を目指して動き始めている。一つは早婚化。もう一つは女性もフルに働く収入構造への転換だ。老後２０００万円問題や少額投資非課税制度（ＮＩＳＡ）の拡充は人生設計の早期化を促したようだ。
平均初婚年齢は終戦後に大幅に若返った後、徐々に高まってきたが、２０１４年に男性が３１・１歳、女性が２９・４歳になった後はほぼ横ばいだ。どの年齢層も非婚化が進み、単身者が縁あって結婚した場合には高年齢になりがちなことを考慮すると、平均値が横ばいということは、若くして結婚する人も増えて...
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