イスラエルがレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラとの停戦に応じたとはいえ、パレスチナ自治区ガザでの戦闘は続いており、中東情勢は引き続き緊張した状況だ。もっとも、原油価格は低位安定している。理由の一つはドナルド・トランプ次期米国大統領のエネルギー政策だろう。
同次期大統領は、大統領選挙期間中、バイデン政権が進めてきた環境重視のエネルギー政策を捨て、新たな油田開発に力を入れる方針を繰り返してきた。
現在、米国の産油量は日量1300万バレル程度であり、世界最大の産油国だ。2010年代半ば以降、原油価格が大きく値下がりしたのは、シェール革命を達成した米国が原油の輸入を縮小させたことにより、...

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