日銀12月利上げに現実味 都区部ＣＰＩ上振れで 円急伸がかく乱か
【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ） 三好理穂】日銀が12月に追加利上げを決めるとの予想が現実味を帯びている。11月の東京都区部の消費者物価指数（ＣＰＩ）が市場予想を上回る伸び率となったためだ。早期利上げを織り込むように金融市場では長期金利が上昇（債券価格が下落）し、円相場は一時１ドル＝149円台まで急伸した。だが、市場は早期利上げが為替次第だとみており、日銀はむしろ「時間的な余裕」を得たともいえる。
総務省が29日発表した11月の都区部ＣＰＩでは生鮮食品を除く総合が前年同月比2.2％上昇した。伸び率は10月（1.8％）から拡大し、市場予想（2.1％）も上回った。上昇の寄与度が大きかったのは電...
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