トランプ劇場幕開けで動揺 余力ない中国経済に試練（マーケットエッセンシャル 前田昌孝）
（この記事は今週のマーケットエッセンシャルの要約です）
世界の証券市場がトランプ劇場の幕開けに動揺している。なかでも中国経済の先行きには警戒感が募っていて、１１月中旬には日本と中国の３０年国債の利回りが逆転した。中国関連の日本株も下げが目立っている。中国もバブル崩壊後の日本と同じような経済状態に陥る可能性が出てきた。
日本から中国へのビザなし渡航が１１月３０日から４年半ぶりに解禁された。中国政府が突然打ち出したこの措置は、外国人の手を借りてでも、低迷する内需に刺激を与える狙いかもしれない。関税の引き上げなど対中強硬策を描くトランプ氏が米国の次期大統領に就任することになったため、少しでも「仲...
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