【日経QUICKニュース(NQN)】アクティビスト(物言う株主)として知られる香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントのセス・フィッシャー最高情報責任者(CIO)は5日、小林製薬(4967)への株主提案に関し、臨時株主総会で株主に賛成票を投じるよう呼びかけた。紅麹(こうじ)原料を含むサプリメントによる健康被害問題の原因に「絶大な影響力を保持する創業家の存在、および実効的なコーポレートガバナンス(企業統治)体制の欠如が挙げられる」との見解を示した。オアシスの提案によって「有効な品質管理体制が構築され、消費者の安全が確保されることを信じている」と主張した。
小林製薬は2日、オアシスから臨時総会の開催を要求されたと発表していた。オアシスは紅麹問題の調査について現在の体制では不備があるとして、臨時総会で会社法が定める業務や財産の調査者に弁護士の牛島信氏を選任することと、新たに3人の社外取締役を選任することを求めている。元検事の中村芳生弁護士と製造物責任法(PL法)に詳しいリチャード・ドルス・ヤング氏、医師のトモコ・チュウバチ氏を取締役候補に挙げた。小林製薬は今後、対応を検討するとしている。