【日経QUICKニュース(NQN)】米ウォルト・ディズニーは米東部時間4日夕、年間配当を0.75ドルから1.00ドルへと33%引き上げると発表した。動画配信事業の黒字化など足元の収益改善を受け、株主への利益還元を強化したとみられる。配当金は2025年1月と7月に2回に分けて支払われる。
ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は発表資料で「全社にわたる広範な戦略的取り組みが奏功し、今年は非常に成功した年となった」とコメントした。ディズニーが11月に発表した24年7~9月期決算は純利益が前年同期比74%増となり、売上高とともに市場予想を上回った。注力する動画配信部門は2四半期連続で営業黒字を確保した。26年9月期通期の調整後の1株利益は2桁成長になるとの見通しを示していた。