QUICKが12月6日に発表した12月の「QUICK短期経済観測調査(QUICK短観)」で、2025年の経営環境に影響する事柄として「国内消費」に注目している上場企業が多いことが分かった。
25年の自社の経営環境に影響の大きい事柄を2つまで聞いたところ、1位は「国内消費」で39%、2位は「原材料やエネルギー価格の動向」で36%となった。23年12月調査の同じ質問では原材料・エネルギー価格が最多で55%と、2番目の国内消費(39%)に差をつけていたが今回は結果が逆転した。新たに選択肢に加わった「関税などトランプ米新政権の政策」は7位の12%と、影響は限定的なようだ。
日経平均は最高値更新予想も、不確実性に警戒
また25年の日経平均株価、円相場の見通しについても聞いた。日経平均の最高値は単純平均で4万2300円、最安値は3万4117円と、高値では現在の最高値(4万2224円)を超える予想となった。円相場については、最も円高な水準の予想が平均で1ドル=139円17銭、最も円安な水準が160円61銭となった。
自由記述のコメントでは、国際情勢やトランプ米新政権などへの不安から「不確実性が増大するばかりで一層乱高下が激化すると予想している」「予測不能だが振れ幅が大きくなることだけは確か」という意見がみられた。
製造業DIプラス21、2カ月連続で悪化 全産業は4ポイント改善
製造業の業況判断指数(DI)は前月調査から1ポイント悪化のプラス21だった。悪化は2カ月連続。全産業DIは前月比4ポイント改善のプラス24だった。
調査期間は11月22日~12月3日で、上場企業198社が回答した。