QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2025/01/28)
・サマリー
企業価値研究所では、25/3期の連結営業利益予想を、2540億円→2400億円(前期比48%増)へ会社計画と同額に減額する。主に足元で車載の収益性が低下していることを反映した。なお、3期ぶりに過去最高を更新する見通しに変更はない。来期以降の営業利益予想も減額。HDD(ハードディスクドライブ)用モータや、AIデータセンター向け水冷モジュールの拡販等から利益拡大が続く見込みだが、従来想定ほど収益性は改善しない見通しとした。同社は牧野フ(6135)に対し事前の協議なく公開買付けを発表。同手法が国内株式市場に根付くのか注目したい。
・アナリストの投資判断 ~車載の収益性低下は懸念材料だが、利益拡大を反映し株価は緩やかに持ち直す展開を予想
直近の株価に基づく翌26/3期の予想PERは15倍。過去60カ月(業績悪化期を除く)の平均PER31倍との比較では割安感がある。足元で車載の収益性が低下していることは懸念材料だが、今期以降、営業利益は拡大局面へ移行するとの見方を継続。それを反映する形で、株価も緩やかに持ち直す展開を予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等はこちらよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。