【日経QUICKニュース(NQN) 寺川秋花】国内債券市場で投資家が期間収益を狙った買いを入れている。前週に政策金利を引き上げた日銀が次の利上げに動くにはそれなりの時間を要するとみられているためだ。利上げが差し迫ったリスクとならないなか、債券投資家は保有することで得られる「キャリー」収益を確保しようと動いている。
財務省が31日実施した2年物国債(新発469回、表面利率0.700%)の入札では最低落札価格が99円94銭となり、日経QUICKニュース社がまとめた市場予想の範囲(99円92~93銭)を上回った。応札額を落札額で割った応札倍率は4.06倍と前回24年12月(3.95倍)から上...
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