三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、2025年1月の月間資金流入額(推計値)が4050億円と設定来で過去最大となった。これまでの最高額は2024年1月の2078億円。国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)で最も多かった。
同ファンドは米国の主要企業約500銘柄で構成する「米S&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)」に連動した運用成果を目指すインデックス型(指数連動型)。成長性の高い米国企業へ低コストで投資できることから人気が高い。1月末時点の純資産総額(残高)は6兆8779億円と、国内公募の追加型株式投信(ETFを除く)で最も大きい。
24年1月に始まった新NISA(少額投資非課税制度)のつみたて投資枠と成長投資枠の両方で対象ファンドとなっている。制度開始から25年1月までの1年あまりの資金流入額(25月1月分のみ推計値)は2兆3690億円にのぼり、18年7月の設定から23年末までの約5年5カ月の資金流入額(2兆2192億円)を上回っている。1月末時点の1年リターンは30.5%と、好調な運用成績も資金流入を促す要因になっている。