【日経QUICKニュース(NQN)】東京エレクトロン(8035)が6日発表した2024年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比68%増の4011億円だった。市場予想平均のQUICKコンセンサス3799億円(1月30日時点、6社)を上回った。半導体製造装置市場で生成人工知能(AI)用途のメモリーなどの設備投資が伸び、中国における設備投資が継続した。
売上高は38%増の1兆7761億円、営業利益は65%増の5135億円だった。25年(暦年)の世界の前工程製造装置(WFE)市場見通しは前年と同等の1100億ドル程度と予想した。AIサーバー向け需要に伴う最先端ロジックと広帯域メモリー(HBM)の投資がけん引する。車載やパワー半導体、中国新興企業の投資は一服する見通しを示した。26年についても2桁成長を期待するという。
25年3月期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比31%増の2兆4000億円、営業利益が49%増の6800億円、純利益は45%増の5260億円を見込む。