【日経QUICKニュース(NQN) 田中俊行】国内債券市場で長期金利の上昇(債券価格の下落)傾向が続いている。前向きな企業の賃金・価格設定行動などを受けて日銀の追加利上げ観測が高まっているほか、米国では景気の底堅さから利下げ継続を見込む機運が後退しているためだ。昨年末以降の長期金利の上昇要因を分析すると、市場が予想するインフレ率の切り上がりが主因となっている。
長期金利は19日に一時1.435%に上昇し、2009年11月以来約15年3カ月ぶりの高水準をつけた。昨年末時点では1.090%だったが、2カ月半で0.345%上昇したことになる。昨年3月のマイナス金利政策の解除後もしばらく上がらなかっ...
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