QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2025/02/19)
・サマリー
同社と日産自は2月13日、共同持株会社設立による経営統合に向けた検討に関する基本合意書を解約した。ただ経営統合は破談となったが、24年8月に締結した戦略的パートナーシップの枠組みは維持しており、この枠組みで成果を出せるかが今後の焦点となろう。25/3期の連結業績見通しについて企業価値研究所では、会社計画より強めの営業利益予想1兆4800億円(前期比7%増)を据え置く。前期に続き過去最高を更新する見通し。26/3期以降は、第2次トランプ政権の関税引き上げリスクに注意を要するが、HEV(ハイブリッド車)の販売拡大などから底堅い業績推移を予想する。
・アナリストの投資判断 ~PERで割安感あり。配当利回りも4%強。株価の持ち直し余地は依然大きいとみる
直近の株価に基づく翌26/3期の当研究所予想PERは6倍。過去60カ月の平均PER8倍との比較では割安感がある。かつ今25/3期の予想配当利回りも4%強と高い。今後は、HEVの拡販などによる底堅い業績推移を予想、株価の持ち直し余地は大きいと引き続きみている。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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