【QUICK Market Eyes 弓ちあき】3月18日の東京株式市場で、東京電力ホールディングス(9501)が朝高後は下げに転じている。下落率は一時前日比5%に達し、東証プライム市場の値下がり率ランキングで上位に入っている。17日に2025年3月期の連結業績予想を発表した。純利益は前期比36%減の1720億円を見込む。前年に資源価格の下落が電気代に遅れて反映する期ずれによる差益の計上があった反動が出る。
東電HDは同日、暫定の再建計画を発表した。原子力発電所1基の再稼働を前提に織り込んでいるものの、現時点では再稼働のめどは立っておらず、業況回復の道筋が見えないことも手控えムードにつながっている。
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