【QUICK Market Eyes 弓ちあき】三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が株式分割考慮後の上場来高値を更新している。長期金利の上昇を受け、買いが優勢の展開となっている。21日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは前営業日より0.015%高い1.530%まで上昇した。朝方発表の2月の全国消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除く総合指数の伸びが市場予想を上回り、日銀の早期利上げ観測への思惑が強まった。銀行株には業況改善期待から買いが先行する展開となっており、東証株価指数(TOPIX)の業種別騰落率ランキングで「銀行業」は上昇率で上位に入っている。