【日経QUICKニュース(NQN)】4月9日の東京株式市場で、日経平均株価を対象としたオプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が急伸している。一時、前日比15.47ポイント(32.92%)高の62.46まで上昇した。2024年8月6日以来8カ月ぶりの高水準で、直近で相場が急落した7日の水準を上回った。
トランプ米政権が世界各国の輸入品に課す相互関税で上乗せ税率が日本時間9日13時1分に発動した。世界の景気低迷を招くとの懸念からリスク回避の売りが優勢になり、足元で相場の変動が大きくなっている。
日経平均VIは一般的に20を上回ると、投資家が先行きの相場変動に警戒を強めているとされる。