【QUICK Market Eyes 阿部哲太郎】4月18日の東京株式市場で、デジタルプラットフォーム事業を展開するABEJA(5574、グロース)が大幅続伸し、一時前日比14.84%高の2693円まで上昇した。17日に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業で開発したLLM(大規模言語モデル)の性能が汎用LLMの最高水準の精度に到達したと発表したのを好感した買いが優勢となっている。
開発した小型LLMの「ABEJA Qwen2.5-7Bモデル」が性能の指標となるMT―Benchで米オープンAIのLLMの「GPT―3.5 Turbo」などを超える精度に到達した。ABEJAはNEDOのAI(人工知能)開発支援の枠組みである「ジーニアック」の対象事業者に採択され、研究開発を進めていた。