【日経QUICKニュース(NQN)】トランプ米大統領の支持率が就任後で最低を更新している。ロイター通信が4月21日報じた。同社と調査会社イプソスの実施した世論調査では支持率は42%となり、3週間前(43%)や1月20日の大統領就任直後(47%)を下回った。
調査は16~21日に4306人の米国の成人を対象に実施した。トランプ氏の経済政策に対する支持率は37%と、就任時の42%から低下した。移民政策についての支持率は45%と初めて「支持しない」との回答(46%)を下回るなど、インフレや移民、税制、法の支配など幅広い分野でトランプ氏を不支持とする回答が支持するとの回答を上回った。
回答者(3分の1が共和党支持者)の約59%はトランプ政権下で「米国は国際舞台での信頼を失いつつある」と答えた。回答者の4分の3はトランプ氏が3期目の大統領を目指すべきではないと回答したほか、共和党支持者でみても53%がトランプ氏の再出馬を支持しなかった。