QUICKは上場企業の2期先までの業績予想を示すツール「QUICK Forecast企業業績」を提供している。今回は、2期連続で増収増益が見込まれる情報・通信業を選んで紹介する。①売上高と営業利益の今期・来期の予想が増収増益、②2つの来期予想が直近実績に対して50%以上増、③QUICK株価レーティングが1以上、の3条件で抽出した。
■SHIFT(3697)
ソフトウェアのテストが主力。人材リソースの提供にとどまらず、標準化された高品質かつ費用対効果の高いテストアウトソースを実現するソリューションサービスに強みを持つ。コンサルティングのサービスまで一貫で手掛ける。2005年9月設立。
今後の見通し(会社発表)
・主力のソフトウェアテストサービス市場規模は、年々拡大しており国内で5兆円規模と推定。一方で、アウトソーシングが進んでいないため、潜在的な成長機会の広がりを見込む。
■UUUM(3990)
動画投稿サイト「ユーチューブ」で広告収入を得る「YouTuber(ユーチューバー)」などをマネジメント。クリエイターの活動をサポートし、ともに様々なコンテンツを提供する「クリエイターサポートサービス」と、クリエイターと親和性のあるコンテンツの開発・制作を行う「自社サービス」を展開。2013年6月設立。
今後の見通し(会社発表)
・2019年1月11日に業績予想を修正。第2四半期累計期間までの業績上振れを加味した結果、通期でも売上高、すべての利益で前回予想を上回る見通しとなった。
■ラクスル(4384)
インターネットを活用した印刷や物流サービスを手掛ける。印刷・集客支援(広告)のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」と物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を展開。2009年9月設立。
今後の見通し(会社発表)
・2019年7月期は、プラットフォームの価値を高めるための再投資継続が最重要テーマに。その源泉となる売上総利益、および前提としての売上高は、前期比30%以上の成長をめざす。
※QUICK Forecastは全上場企業約3700社のうち、必要なデータがそろわない一部の銘柄を除き、ほぼすべての銘柄をカバーしている。決算や業績予想の修正などに対応し、タイムリーに予想値を算出することができる。現在はβ版として提供しており、サービス内容は適宜、改善・更新される。QUICKの情報端末の「ナレッジ特設サイト」ではこのほかさまざまな決算情報のコンテンツツールを提供している。