QUICKは上場企業の2期先までの業績予想を算出するツール「QUICK Forecast企業業績」を利用して、今期(実績発表済みの翌期、2019年12月期や2020年3月期など)と来期(実績発表済みの翌々期、20年12月期や21年3月期など)の6月18日時点の業績集計を行った。
金融を除く全産業(3321社ベース)の今期の連結売上高は前期比1.9%増の702兆1858億円、営業利益が同0.1%減の49兆9313億円、経常利益が同1.7%増の51兆1109億円、純利益が同0.5%減の33兆8665億円となった。
■今期の業績予想
営業損益について直近実績と今期予想を東証業種分類で比較すると、大幅な増益が見込まれるのは海運業、鉱業、パルプ・紙で、大幅な減益が見込まれるのは情報・通信業、医薬品・鉄鋼となった。大幅な増益が見込まれる業種の2位に鉱業、3位にパルプ・紙、5位に繊維製品が登場した。また、大幅な減益が見込まれる業種の2位に医薬品、3位に鉄鋼、5位に電気機器がランクインした。
■営業損益の増加(改善)率が大きい業種
■営業損益の減少(悪化)率が大きい業種
また来期は売上高が今期予想比3.0%増の723兆3797億円、営業利益が7.9%増の53兆8605億円、経常利益が6.5%増の54兆4371億円、純利益が7.3%増の36兆3330億円となった。
■来期の業績予想