QUICKは上場企業の2期先までの業績予想を算出するツール「QUICK Forecast企業業績」を利用して、今期(実績発表済みの翌期、2019年12月期や2020年3月期など)と来期(実績発表済みの翌々期、20年12月期や21年3月期など)の9月17日時点の業績集計を行った。
金融を除く全産業(3293社ベース)の今期の連結売上高は前期比1.4%増の698兆6005億円、営業利益が同2.9%減の48兆5737億円、経常利益が同0.9%減の49兆8071億円、純利益が同3.2%減の32兆9575億円となった。
■今期の業績予想
営業損益について直近実績と今期予想を東証業種分類で比較すると、大幅な増益が見込まれるのは海運業、鉱業、パルプ・紙で、大幅な減益が見込まれるのは鉄鋼、石油・石炭製品、情報・通信業となった。前回リポートとの比較では、大幅な増益が見込まれる業種のトップ5に変動はなかった。また、大幅な減益が見込まれる業種のトップ5には順位の変動があり、石油・石炭製品が2位にランクイン、情報・通信業が2位から3位、医薬品が3位から4位、機械が4位から5位となった。
■営業損益の増加(改善)率が大きい業種
■営業損益の減少(悪化)率が大きい業種
また来期は売上高が今期予想比2.7%増の717兆4120億円、営業利益が7.6%増の52兆2758億円、経常利益が5.9%増の52兆7580億円、純利益が6.8%増の35兆2123億円となった。
■来期の業績予想