QUICKコメントチーム=大野弘貴
東証が13日に発表した7月の不動産投資信託(REIT)の投資部門別売買状況によると、生保・損保が318億円と最大の買い越し主体となった。野村証券の13日付のリポートによると、「同部門として統計史上最大」の買い越し額だったもようだ。
金融市場が不安定な中でREITへの資金流入は続いており、東証REIT指数は7月に2000の大台を突破。月間の上昇率は4%超にのぼった。今月に入っても堅調を維持しており、13日は2037と年初来高値を更新している。
一方で、最大の売り越し主体は個人投資家で、292億円の売り越しだった。また海外投資家は17億円を売り越し、2カ月連続での売り越しとなった。
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