開示会社:ユニチカ(3103)
開示書類:2025年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/08 11:00
<決算スコア> -2.99
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 61,550
前期比 +6.1% ○
会社予想比 +4.3% ○
営業利益(百万円) 2,233
前期比 +224.6% ○
会社予想比 +59.5% ○
経常利益(百万円) 1,151
前期比 +1208.0% ○
会社予想比 +130.2% ○
純利益(百万円) -9,842
前期比 -2306.4% ●
会社予想比 -5021.0% ●
実績年間配当(円) 0.00
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 120,000
前期比 +1.4% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 3,000
前期比 +221.2% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 1,400
前期比 +238.1% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) -10,300
前期比 -89.2% ●
会社予想比 -2675.0% ●
予想年間配当(円) 0.00
<要約>
2025年3月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比6.1%増の615億5000万円、営業損益が22億3300万円の黒字(前年同期は17億9200万円の赤字)、経常利益が11億5100万円(前年同期は8800万円)、最終損益が98億4200万円の赤字(前年同期は4億900万円の赤字)だった。
食品包装用途や電子材料用途等の需要回復の影響もあり、売上高は増加となった。営業利益は、販売量増加の影響と価格改定・コストダウン施策の効果などが影響した。東南アジア地域での大幅な販売減少による収益性低下を反映して、連結子会社のP.T.EMBLEM ASIAが保有する固定資産に対して106億7400万円の減損損失を計上した結果、親会社株主に帰属する中間最終損益は赤字(前年同期は赤字)となった。
前連結会計年度末と比較した円高の進行により外貨建資産の為替評価損を計上した。
高分子事業セグメントでは、各分野・用途の市況が回復したことにより、販売が回復した。販売増に伴い生産量が増加し、製造コストが低減した。フィルム事業では、包装分野では、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルムともに販売量が回復した。ハイバリアナイロンフィルム「エンブレムHG」の販売は好調だった。工業分野では、半導体市況の回復に伴い、シリコーンフリー離型フィルム「ユニピール」などの販売が回復した。原燃料価格の高騰を背景に、価格改定を行った。海外においては、販売戦略の見直しにより収益は改善したが、中国等の安価製品との販売競争が続いた影響で苦戦した。事業全体で増収増益となった。高分子事業セグメントの売上高は281億100万円(前年同期比8.0%増)、営業利益は27億1200万円(前年同期は9400万円の利益)となった。
機能資材事業セグメントにおいては、販売量回復に伴い、生産量が増加し、製造コストが低減した。コストダウン及び各製品の価格改定の効果で収益性が回復した結果、増収増益となり、黒字に転換した。活性炭繊維事業では、浄水用途は、住宅着工件数減少などの影響を受け、販売が減少した。ガラスビーズ事業では、道路用途は猛暑や自然災害により道路工事が減少する中、海外製品との販売競争の結果、シェアが拡大し、販売が増加した。不織布事業では、主要製品の販売増により収益性が改善し、赤字を大幅に縮小した。スパンボンド不織布は円安の効果により海外への輸出が伸長した。産業繊維事業では、主要製品の販売増により増収となり、価格改定の効果等で赤字を縮小した。機能資材事業セグメントの売上高は183億6200万円(前年同期比11.3%増)、営業利益は1億5700万円(前年同期は14億1600万円の損失)となった。
繊維事業セグメントにおいて、衣料繊維事業では、ユニフォーム分野の販売は、官需については堅調だったが、民需についてはやや回復は見られるも、全般的には低調だった。婦人服等の一般衣料分野、寝装分野及びスポーツ衣料分野では需要低迷が続いた影響で販売が減少した。グローバル事業は、デニム生地の輸出販売が回復した。産業資材事業は、建築土木分野が低調であった一方、電気電子用途の販売が好調で、全体での販売状況は横ばいだった。利益面では、円安の進行によるコストアップの影響が大きく、価格改定による効果をコストアップが上回った。繊維事業セグメントは減収減益となり、売上高は150億4900万円(前年同期比2.8%減)、営業損失は5億7400万円(前年同期は4億4500万円の損失)となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比1.4%増の1200億円、営業利益が30億円を計画。
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