つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)や個人型確定拠出年金の「iDeCo(イデコ)」に関する認知度は、世帯年収や世帯金融資産額が多いほど高いことが日経リサーチが実施した調査で分かった。
以下の3つの質問について認知度を世帯年収別、金融資産額別にまとめた。
①2018年1月から積立NISA(少額投資非課税制度)がスタートすること
②個人でも確定拠出年金に加入できること
③2017年1月からiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入対象者が拡大したこと
都道府県別にみると、どの質問に対しても認知度は山梨県が最も高かった。3つの項目すべてでトップ10入りしたのは山梨県と東京都、福岡県のみ。
■都道府県別の認知度ランキング
2018年1月から積立 個人でも確定拠出 2017年1月からiDeCo
NISAがスタート 年金に加入できる の加入対象者が拡大
すること こと したこと
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[上位10]
1 山梨県 25.2 1 山梨県 41.4 1 山梨県 19.3
2 鹿児島県 23.2 2 東京都 33.0 2 東京都 17.9
3 高知県 22.0 3 鹿児島県 31.8 3 福井県 16.8
4 大分県 21.7 4 香川県 30.7 4 富山県 16.2
5 福岡県 21.2 5 兵庫県 30.5 5 福岡県 16.1
6 東京都 20.9 6 長野県 30.4 6 兵庫県 15.9
7 秋田県 20.6 6 山形県 30.4 6 滋賀県 15.9
8 奈良県 20.4 8 福岡県 30.1 8 長野県 15.8
9 神奈川県 19.9 9 愛知県 30.0 8 鳥取県 15.8
9 広島県 19.9 10 鳥取県 29.8 10 広島県 15.7
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[下位10]
47 宮崎県 12.0 47 沖縄県 18.3 47 島根県 8.5
45 沖縄県 12.6 46 宮崎県 19.7 46 長崎県 9.2
45 青森県 12.6 44 岩手県 21.9 45 熊本県 9.6
44 岩手県 12.7 44 熊本県 21.9 44 栃木県 10.5
43 和歌山県 13.4 43 和歌山県 22.1 41 大分県 10.6
42 岐阜県 14.1 42 佐賀県 22.6 41 岡山県 10.6
41 山口県 14.8 41 青森県 22.8 41 徳島県 10.6
40 宮城県 15.1 40 栃木県 23.4 40 山口県 10.7
39 茨城県 15.2 38 宮城県 23.9 38 宮崎県 10.8
38 三重県 16.2 38 長崎県 23.9 38 宮城県 10.8
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単位:%
出所:日経リサーチ調査 生活実態調査データベース
『データ・ア・ラ・モード』定期調査 金融資産・銀行編
※「日経リサーチ 生活実態調査データベース『データ・ア・ラ・モード』」のサイトはこちら↓
https://www.nikkei-r.co.jp/service/crm/alamode/
(QUICK資産運用研究所)
=⑫に続く
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<アンケート調査概要>
・調査タイトル:「生活実態調査データベース『データ・ア・ラ・モード』定期調査 金融資産・銀行編」
・調査実施機関:日経リサーチ
・調査実施期間:2017年6月21~26日
・調査対象:15歳以上の一般個人男女
・調査地域:全国
・調査方法:インターネット調査
・回収サンプル数:8万8000サンプル
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