フィデリティ投信が運用する「フィデリティ・日本成長株・ファンド」(32311984)の純資産総額(残高)が29日時点で4000億円を回復した。2007年12月以来、およそ10年ぶり。米リーマン・ショック後に残高が急減したが、国内株式相場の回復で運用成績が持ち直し、残高を戻している。
同ファンドは国内の成長企業を選定して投資する。1998年4月から運用を開始しており、国内株式に投資する国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)の中では残高が最も多い。10月末時点で1年リターンは31.60%、設定来リターンは142.49%。
<組み入れ上位10銘柄>
①ミスミグループ本社(9962) 5.2%
②マキタ(6586) 3.6%
③キーエンス(6861) 3.4%
④三浦工業(6005) 2.9%
⑤ソフトバンクグループ(9984) 2.6%
⑥リンナイ(5947) 2.4%
⑦関西ペイント(4613) 1.8%
⑧ダイキン工業(6367) 1.8%
⑨リクルートホールディングス(6098)1.7%
⑩オリックス(8591) 1.7%
※月次運用レポートから抜粋。9月29日時点
(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)