国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)について、運用会社別に3月末の純資産総額(残高)と純資産増加額、資金流入額をそれぞれ集計したところ、資金流入額の首位は2カ月連続で日興アセットマネジメントだった。「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」(02312158)などロボティクス関連投信が牽引した。純資産総額の首位は野村アセットマネジメントだった。
3月は日経平均株価が月間で613円下げ、外国為替市場で一時1ドル=104円台まで円高・ドル安が進むなど、2月に続いて不安定な相場だった。個人投資家の押し目買い意欲は旺盛で、追加型株式投信は5カ月連続で資金流入超を維持したが、純資産総額は2カ月連続で減少した。運用会社別で見ても、軒並み資金流入超にもかかわらず、純資産総額を減らした。
集計対象は追加型株式投信(ETFを除く)で、 データは2018年3月末時点。
(注)QUICK資産運用研究所調べ。データは2018年3月末時点。対象はETFを除く国内設定の公募追加型株式投信(単位型は含まない)。資金流入額はファンドの設定額から解約額を差し引いた値で概算推計値、償還ファンドは集計対象外。▲はマイナスで減少または流出。運用増加額は純資産増加額から資金流入額を引いた値で、運用のみによる増加額を意味する(概算値)。純資産増加額=資金流入額+運用増加額。分配金支払総額(概算値)は資金流出額には含まれず、分配しなかった場合に比べ、運用増加額が分配金支払総額分だけ減る。億円未満は切捨て。
(QUICK資産運用研究所)