アセットマネジメントOneが運用する「みずほUSハイイールドオープンBコース(為替ヘッジなし)」(47313046)が9日の決算で1万口あたりの分配金を前月の60円から40円に引き下げた。2004年6月末の設定以降、過去最低水準となる。分配金の減額は昨年4月以来1年ぶり。
同社は分配金を引き下げた主な要因として「分配金の支払いや円高の進行を主因に、基準価額が低下傾向にあるため」「分配可能額が減少傾向にあるため」の2つを挙げている。
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同ファンドの基準価額(分配金支払後)は1年前の決算時と比べ12.46%下がった。1年前に購入した場合に受け取った分配金がどれだけ運用益から支払われたかを表す「分配金健全度」は3月末時点で44.03%だった。
主な投資対象は米ドル建てのハイイールド債券(信用格付けが低く、利回りが高い債券)。純資産総額は9日時点で1437億円と、非投資適格の先進国債券で運用する国内公募の追加型株式投信としては4番目に大きい。
(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)