ニッセイアセットマネジメントが運用する「ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型)」(2931111B)は、16日の決算で1万口あたりの分配金を前月より50円安い150円に引き下げた。分配金の減額は2017年4月以来1年ぶり。
同ファンドの運用対象は世界の株式で、配当利回りが相対的に高い銘柄に投資する。オプション取引も活用して収益の上乗せを目指す「カバードコール型」。3月末時点の純資産総額は1213億円で、国内公募の追加型株式投信のうちカバードコール型では3番目の規模となる。
4月16日時点の基準価額(分配金支払い後)は6168円と、1年前と比べ17.65%値下がりした。3月末時点の1年リターン(分配金再投資ベース)は8.18%のプラス、3カ月は5.72%のマイナスだった。
ニッセイアセットマネジメントは分配金減額の理由を「基準価額の水準が低下してきたことや市況動向等を総合的に勘案」したとしている。
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(QUICK資産運用研究所 西田玲子)