アセットマネジメントOneが運用する「みずほ豪ドル債券ファンド<愛称:コアラの森>」(4731203A)が20日の決算で1万口あたりの分配金を前月より10円安い25円に引き下げた。分配金の減額は1年ぶりで、2003年10月末の設定以降で最低となった。
アセットマネジメントOneは20日のファンド通信で、分配金の支払いを主因に基準価額が低下傾向にあることを説明。分配金を引き下げた理由を「今後も安定した収益分配を継続的に行い、基準価額の下落を抑えて信託財産の成長を図るため」とした。
同ファンドはオーストラリアの信用力の高い公社債(豪ドル建て)に分散投資する。20日時点の基準価額(分配金支払い後)は5544円と、1年前から4.63%下がった。3月末時点の1年リターン(分配金再投資ベース)はマイナス2.51%だった。
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(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)