日興アセットマネジメントが運用する「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」(02312158)の純資産総額(残高)が8日、2015年8月31日の設定以降で初の5000億円台に乗せた。一方、大和証券投資信託委託の「ロボット・テクノロジー関連株ファンド -ロボテック-」(0431115C)も8日時点で4000億円の節目を15年12月7日の設定から初めて突破した。
ロボット関連のテーマ型ファンドは年初と比べると人気が一服してきたが、「ロボティクス年2」と「ロボテック」は4月の資金流入超過額が国内公募の追加型株式投資信託(ETFを除く)の中で上位20本に入るなど資金流入が続いている。
4月末時点の1年リターン(分配金再投資ベース)は「ロボティクス年2」が18.76%と、「ロボテック」の17.81%をわずかに上回った。
ともに3月末時点の組み入れ銘柄上位にキーエンス(6861)やファナック(6954)、米国のアルファベット(@GOOG/U)が入っている。規模別の組み入れ比率をみると、「ロボティクス年2」は大型株(時価総額100億米ドル以上)が9割であるのに対し、「ロボテック」は7割強にとどまる。
(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)