東京海上アセットマネジメントが運用する「東京海上・ニッポン世界債券ファンド(為替ヘッジあり)」(4931109C)は、21日の決算で1万口あたりの分配金を前月より10円安い20円に減額した。2011年11月以来6年半ぶりの低さで、2009年12月末の設定以降で最低水準と並んだ。
同ファンドは日本の企業や政府機関が世界で発行する外貨建て債券に投資し、対円で為替ヘッジをする。4月末での1年リターン(分配金再投資ベース)はマイナス2.33%、基準価額(分配金支払い後)は1年前と比べ7.04%下がった。
東京海上アセットマネジメントは、分配金減額の理由として「米国の中長期金利の上昇により基準価額が下落したことや、米ドル・円のヘッジコストが上昇したこと」などを挙げた。
◇東京海上アセットマネジメントの発表資料はこちら
第100期決算・分配金のお知らせ
(QUICK資産運用研究所)