三菱UFJ国際投信は5月31日、高校生と大学生から募集した「eMAXISでつみたて動画コンテスト」の結果を発表し、あわせて表彰式を開いた。応募作品の中からノミネートした11作品のうち、同社の役職員四十数名による投票で、最終的に8作品を選んだ。
同コンテストは学生に投資や投資信託を身近に感じてもらうことが狙い。同社が運用するインデックス型投信シリーズ「eMAXIS(イーマクシス)」による積み立て投資がイメージできれば内容は自由。学生であれば、個人・グループのいずれでも応募できた。
■最優秀賞は関西の大学生、高校生も4組入賞
最優秀賞には関西の大学生「Luma」さんの作品が選ばれた。おじさんと美少女の会話を通して、積み立て投資のポイントをわかりやすく伝えた。優秀賞は関東の大学生が受賞。高校時代から仲間で動画づくりをしてきた4人が集まって参加したという。関西の高校生4組が入賞したのも目を引いた。
ノミネート11作品は同社サイトでも一般公開。約3万5000の「いいね」のうち、2万近くを獲得した「studio holiday」 さんが「はなまる賞」を受賞した。
■「積み立て投資」「eMAXIS」を知らずに応募が大半
表彰式は東京と大阪の2会場を中継でつないで同時に開かれた。東京会場の受賞者に聞いたところ、応募のきっかけは各種コンテストの開催情報をまとめたサイト。それまでは「積み立て投資」も「eMAXIS」も知らなかった人が大半だった。
eMAXISの「MAXIS」はMAX(MAXIMUM:最大の、最高の)とAXIS(中心軸)を掛け合わせた造語。eコマース(電子商取引)の「e」を付けて「eMAXIS」と名付けたことを受賞者は知らなかったとみられる。
ただ、手作り感あふれる受賞作品を見ると、三菱UFJ国際投信が名前に込めた思いを抜きにして、参加型イベントは若者たちの心をつかみ、「積み立て投資」や「eMAXIS」が普及していく可能性を感じさせた。
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(QUICK資産運用研究所 高瀬浩)